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2009.01.04[日] 名刺の名前の書体
唐突ですが、2年前くらいに新しい名刺をつくろうとしていた時のはなしです。
自分の名前をデジタル活字書体の明朝体で組んでみて、しっくりくるのを探していました。
どうも、四角い枠(仮想ボディ)に引っ張られた、ふところが大きい書体ばがりです。
それはそれで文字を組んだ時の書体としての機能(例えば本文組での可読性)は果たしていると思うのですが
名前という「特定の文字だけ」を組んだその表情をみるとしたら
既成のデジタル活字書体の中からは選ぶにいたりませんでした。
あくまでこれは、個人的な好みのはなしです。
結局は、金属活字書体を標本にしてパソコン上で描き起こしました。
2007年以降にわたしの名刺をお持ちの方は、ちょっとながめてみてください。
好き嫌いは別として、デジタル活字書体にはない表情をしていると思います。
どうでもいいような小さなことかもしれませんが…

↑こちらは、デジタル活字書体縦組ベタ組の一例。骨格もさまざまですね。特に「史」の口がどれも大きいのです。

↑金属活字書体を標本にしてパソコン上で描き起こしたもの。こちらを、わたしの名刺に使用しています。
縦棒が垂直ではないところや、左はねと右はらいのたっぷりとした終筆のかたちが特徴だと思います。
さて、ここで気付いた方もいらっしゃると思います。最初の図版の上段真ん中の書体とこの書体が似ていますね。
→つまりこういうことなんです。
制作年:2007年
*禁無断使用、複製、転載
自分の名前をデジタル活字書体の明朝体で組んでみて、しっくりくるのを探していました。
どうも、四角い枠(仮想ボディ)に引っ張られた、ふところが大きい書体ばがりです。
それはそれで文字を組んだ時の書体としての機能(例えば本文組での可読性)は果たしていると思うのですが
名前という「特定の文字だけ」を組んだその表情をみるとしたら
既成のデジタル活字書体の中からは選ぶにいたりませんでした。
あくまでこれは、個人的な好みのはなしです。
結局は、金属活字書体を標本にしてパソコン上で描き起こしました。
2007年以降にわたしの名刺をお持ちの方は、ちょっとながめてみてください。
好き嫌いは別として、デジタル活字書体にはない表情をしていると思います。
どうでもいいような小さなことかもしれませんが…

↑こちらは、デジタル活字書体縦組ベタ組の一例。骨格もさまざまですね。特に「史」の口がどれも大きいのです。

↑金属活字書体を標本にしてパソコン上で描き起こしたもの。こちらを、わたしの名刺に使用しています。
縦棒が垂直ではないところや、左はねと右はらいのたっぷりとした終筆のかたちが特徴だと思います。
さて、ここで気付いた方もいらっしゃると思います。最初の図版の上段真ん中の書体とこの書体が似ていますね。
→つまりこういうことなんです。
制作年:2007年
*禁無断使用、複製、転載
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