ふみ特「一ヶ月一題字」へようこそ

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2009.04.01[水] 【2009年2月の一題字】ファザーリング・ジャパン「フレンチトースト基金」ロゴマーク

ファザーリング・ジャパン「フレンチトースト基金」ロゴマーク


●デザインノート

「Fathering=父親であることを楽しもう」をモットーに、父親支援事業を行っている「ファザーリング・ジャパン(FJ)」というNPO法人があります。2009年2月12日発行のFJメルマガを読んでいて、ある内容に目がとまりました。以下、転載します。

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━転載ここから
シングルパパ支援の基金 「フレンチトースト基金」を立ち上げます!
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父親支援をさらに推進すべく基金事業(ファザーリング・ファンド事業)を開始することにしました。その第一弾として、シングルパパを応援する基金(父子家庭支援基金)を創設します。 その名も、「フレンチトースト基金」

え? なぜ父子家庭がフレンチトースト? そうです。ピンと来た方は映画通ですね。女性の自立と父子家庭のリアルな姿を描いた映画「クレイマー・クレイマー」(1979年・米)の中で、主人公の父親(ダスティン・ホフマン)が慣れない手つきで子どもに作った料理がフレンチトーストでした。父子家庭のそんな困惑ぶりを象徴する「フレンチトースト」、その名を基金名にしました。

FJは、日本に笑っている父親を増やすために、これまで2年間活動してきました。でも、笑いたくても笑えない状況の父親がいることにも気が付きました。そのひとつが、シングルファザーです。死別や離別(生別)によって突然父子家庭になり、たちまち困った状況に追い込まれ、笑顔を失っている父親が多いことに気がつきました。

気づいちゃったら、看過できない。僕を含め、FJのパパたちはそんな連中ばかりです。自然に「プロジェクトチーム」ができました。ちょうどその頃、三重に住むシングルパパ、NさんがFJに入会してきました。37歳。営業マン。ちょうど1年前。5歳の娘を抱え突然シングルファザーになりました。 Nさんが不安で眠れず落ち込んでいた昨年の4月。娘を連れて行った小児科に、僕の三重講演チラシを見つけ聴きに来てくれました。「僕が落ち込んでてどうする。娘のためにシングルパパでも笑っていよう!」と、FJの入会を決めたそうです。

「家事をほとんどやってなかったので、苦労の連続でした」「5歳の娘を自分一人で育てられるんだろうか、とても不安でした」そう述べる彼に、僕は「フレンチトースト基金」の構想を話しました。皆さんはご存知でしょうか? 母子家庭に支給されている児童扶養手当が(所得制限あり)、父子家庭にはゼロだということを(一部自治体を除く)。「父子家庭は年収が高いから」というのが支給ゼロに対する国の見解ですが、実態はどうなのでしょうか?

Nさんは言います。「子育てしながらでは残業や休日出勤もままならず、収入もダウンしました」「この経済状況で、先行きも不安です」「シングルファザーになってみて、いろいろ調べました。父子家庭への行政支援があまりにも無いことを知り、驚きました」生活や仕事の不安。娘のケアなどを抱えながら、彼は約1年間、必死で頑張って来ました。その支えとなったのが、FJのネットワークや、地元で出会った同じ境遇のシングルパパだったと言います。「FJの、フレンチトースト基金に期待するものは?」。Nさんに尋ねました。「趣旨については本当に有難く、感謝の気持ちでいっぱいです。父子家庭にこれだけ、真剣に真摯に考えていただけたことが、今後の父子家庭支援の大きな一歩だと感じます。父子家庭には児童扶養手当がありません。現金支給なしです。現実はそんなに甘くありません。一円でも支援いただけるのなら、有難いです。そして今回の基金の活動が、成功・不成功にかかわらず、一過性のものに終わってほしくない事を強く感じます。そして国にこの動きが届き、すべての父子家庭で笑顔が増えることを期待します」

Nさん、分かったよ。一緒にロックしよう。

父子家庭は全国で約20万世帯。そのうち祖父母等の同居でなく、父子だけで構成されている世帯が92,000世帯あります(平成17年国勢調査)。3年前でこの数。昨今の社会環境の劣化で、20年度で調べたら実際の世帯数はもっと増えている気がします。FJでは、今回の活動を通して、これまで視えてなかった父子家庭の実態を可視化し、 政策提言に結び付けたいと思っています。まずは父子家庭支援を充実させ、シングルパパが笑顔になることを目的としますが、それによって、母子家庭への行政支援もさらに拡充することを願っています。

また、フレンチトースト基金では現金給付がメインメニューですが、それ以外のセカンドメニューとして、ベビーシッター券、遊園地券、絵本などの物的支援。あるいは、シングルパパや子どもへのメンタル面の支援も視野に入れています。また、募金の方法も、振込以外の方法論も開拓中です。クリック募金、ショッピング募金、店頭募金etcなどで提携いただける企業がありましたらお声掛けください。

そして今回の募金のミソは、「定額給付金を募金に使いませんか?」という点。基金の原資は個人からの寄付がメインとなりますが、国の緊急経済対策の一つである定額給付金(総額2兆円)が仮に給付された場合は、この基金にその一部でも寄付(ペイ・フォワード)いただければと広く一般に呼びかける次第です。寄付者は限定しませんが、できれば普通家庭で収入も高い父親たちに強く呼びかけたい。 父親であることの楽しみや苦労は普通家庭も父子家庭も一緒のはず。父親同士で支え合うという構図(父親同士の連帯)ができることを、FJは期待します。

どうぞ皆さん、基金の趣旨をご理解の上、基金への寄付とご協力をお願いします!

━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━転載ここまで
プレスリリースはこちら
FJ代表の安藤哲也さんの「Fathering Japan 活動日記」はこちら


*長文を読んでくださいまして、ありがとうございます。

さて、これを読んでしまいましたら、わたしも放っておけません。動きましょう。
フレンチトースト基金のロゴを2009年2月の「一ヶ月一題字」とさせていただき、一気につくりました。

「一緒にロックしよう」っていうことば、いいですね。そのことばの主、FJ代表の安藤さんにご連絡しました。グラフィックデザイナー兼ひとりの父親としてできること。わたしの気持ちをお伝えしました。結果的には、このロゴマークを使ってくださることになりました。そして、フレンチトースト基金のウェブサイトのフォーマットデザインを担当することにもなりました。デザインを受入れていただけたことはうれしいことです。感謝いたします。この事業が多くの人たちに理解、賛同、協力を得られることをお祈りします。また、この事業とともにこのロゴマークも、父子家庭の父親や子どもたち、FJメンバーのみなさんや関係者、また、世の中の人たちに親しみを持って使っていただけることを願います。

FJは父親支援だけではなく、子どもも女性も、つまりこの世で生きるみんなのことを考えています。みんなが楽しく生きることができるように、手をつなぎ、助け合い、時には戦っています。世の中には、そういう活動家や市民団体がいっぱいあります。わたしも、わたしにできることとして、この先も微力ながら「一ヶ月一題字」を続けます。


ふみ特 富岡史棋 2009.04.01



●ロゴマークモノクロ表示
ft_logo_mono.jpg


●ロゴマークカラー表示A
ft_logo_color_a.jpg


●ロゴマークカラー表示B
ft_logo_color_b.jpg


「クレイマー クレイマー」を観ました。 今までに観たものと思っていましたが初めてでした。 ラストのフレンチトーストづくりにジーンときます。見つめ合うビリーと父親のあいだに流れる空気は、信じ、愛し合っている者同士のまさにそれです。
ロゴマークのようなものは、ぱっと見、つまり一瞬で、受け手にとっての印象が決まってしまうものです。 もろ直球ですが、フレンチトーストをロゴのモチーフに入れています。 また、あたたかみのあるフレンチトーストの色を基調色にしています。
Tシャツとか、エコバッグとか、ステッカーとか、1色または2色の再現で展開しやすくしました。



●アイデアスケッチ
sketch_1.jpg
sketch_2.jpg
電車の中で描いたラフスケッチ。映画では3枚の食パンがフライパンの中に投げ込まれる。「FT」というようにモノグラムにした案。結局、この案は複雑なのでつくるのをやめました。


●下描き
draft.jpg
游ゴシックHをベースにして、少し太らせたり、平体にしたり、かたちを整えたり。


●フレンチトーストの写真
frenchtoast_1.jpg
frenchtoast_2.jpg
映画を観た後、早速実際に普通の食パン+卵+牛乳+砂糖(映画では砂糖は入っていないという声もあるけど、手元で入れているように見える)+バターといういたってシンプルなフレンチトーストをつくってみました。 それを家族みんなで食べました。おいしかったです。
その手づくりのフレンチトーストを撮影して加工しました。 少しこげた感じ、少しいびつな感じ。 父親の無器用さとそれでも今の状況を乗り越え、我が子と楽しんで生きようとしている姿を、幸あれという願いとともに込めました。



●ロックって?
rock.jpg
FJ代表安藤さんが口にする「Rock」とは? ではRockな気持ちも込めましょう。


●ウェブサイトデザインラフラフスケッチ
web_sckech.jpg
思い浮かんだ絵を忘れないように、勢いでメモのように描きます。


●ウェブサイトデザイン案
ft_top_a_2_3.jpg
ft_second_a_1_3.jpg
「ジーンズ=日常の生活」
デニム生地の質感をデザインエレメントに取り入れました。少し荒れた素朴で人間味のある輪郭線や凹凸感。
色彩設定、トップページは包み込むような色のイエロー版、第二階層は締まったブラウン版が採用されました。(2009.03.12)


paper.jpg
雲など、おあそびも注入。(2009.03.12)



父子家庭を応援しよう【フレンチトースト基金】

いろんな支援の方法があります。
賛同いただける方は【フレンチトースト基金】にぜひ寄付をお願いします。

追伸:わたしは市民活動のひとつとして、「おやじの部屋・みたか組」という団体に所属していまして、FJとも交流しようと思います。いろんなかたちでつながりましょう。



2009年2月の一ヶ月一題字:「フレンチトースト基金」
提案先:ファザーリング・ジャパン
提案日:2009年2月25日

*禁無断使用、複製、転載





追記:2009年12月5日

・安藤さんがよく使われる「ロック」ということばの意味は「ゆさぶり」という意味でした。
・いいニュースです→厚労省で父子家庭への児童扶養手当支給方針が固まり、来年度概算要求に盛り込まれる (2009.10.14)



追記:2009年12月25日

・いいニュースです→「父子家庭への児童扶養手当支給決定」
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Author:ichidaiji
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